入れ歯
歯を抜けたままにしておくと、歯が傾いたり伸びたりして口腔内清掃がしにくくなり、虫歯菌や歯周病菌が繁殖し、歯の寿命がどんどん短くなってきます。
奥歯でしっかり咀嚼することができると、食生活が豊かになるだけでなく、脳血流が良くなり認知症の予防や転倒、寝たきりの予防にも有効であることがわかってきました。
噛めない歯の状態を放置せず、お気軽にご相談下さい。
部分義歯(部分入れ歯)
欠損数が多くなると、自分の歯のような固定式のタイプではなく、食事毎に取り外す必要がある部分入れ歯の適応症となってきます。
審美的には良くありませんが、クラスプという金属装置を残っている歯に引っ掛けるタイプ、審美性を考慮した金属装置が見えないノンクラスプタイプ、また、磁石により入れ歯を安定させる特殊なマグネットタイプなど、いくつかの方法があります。
総義歯(総入れ歯)
一方、全く歯がなくなってしまうと、引っ掛ける歯がないので歯ぐきで支えるだけの総入れ歯になります。
歯ぐき全体で覆うため、違和感が大きい、発音しにくい、食べ物の温度や味が感じにくい、天然歯に比べ咀嚼力が弱く、固いものや粘着性のものが食べにくいなどの欠点があります。
厚みはありますが歯科用プラスチック(レジン)の材質のものや、貴金属、チタンといった金属材質で薄く仕上げることで発音もしやすく食事の時の温度を感じやすくできるタイプもあります。